新設されたK-1クルーザー級で、加藤久輝(36)とRUI(27)が11月3日、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WGP 2018」(日刊スポーツ新聞社後援)のスーパーファイトで対戦する。K-1実行委員会が1日、都内で発表した。

MMAファイターの加藤は6月のK-1初参戦で上原誠(33)を撃破。9月の初代同級王座決定トーナメントはMMAとの契約で参戦できなかったが、今回はその調整もでき、同級のベルト獲得に向け、改めての参戦が決まった。

一方のRUIは同トーナメントのリザーブファイトで古田太一(38)にKO勝ち。今回、実力者・加藤と対戦するチャンスを得た。

台風の影響で来場できなかった加藤が「トーナメントで唯一負けていない日本人はRUI選手だけ」と相手を意識したコメントを寄せると、RUIは「加藤選手は90キロで事実上、日本で1番強い。ここでしっかり食って、3月に(王者)カリミアンとやりたい。それが今描いている僕のストーリー」と話した。

宮田K-1プロデューサーは「(同トーナメントで準決勝進出の)K-Jee選手、杉本(仁)選手もいるので、これが挑戦者決定戦ではない」としたが、「それも睨んだものしてファンには見てほしい」と、重要な1戦に位置づけた。