KINGレイナが約1年ぶりのRIZIN復帰戦を飾ることが出来なかった。同じ柔道出身のステファニー・エッガー(スイス)と約10キロ近い減量を敢行して臨んだ試合。

1回からエッガーの執拗(しつよう)なテイクダウンからの攻撃に苦しんだ。何とか関節技を防いだが、立ち上がってパンチの打ち合いになっても、力が乗り切れない。最後まで、いいところなく3-0の判定で完敗。試合後は涙も見せた。「今回初めてちゃんと減量して体重落ちたけど、いざ試合をやってみたら、いつものスタイルより体に力が入ってないと感じた。力がこもったパンチが打てなかった」と悔しそうに話した。減量の終盤に2キロの水抜きをしたことで、体に負担がかかり、試合当日に力が入らない状態となったようだ。今後についてレイナは「私が見据えているのはUFC。61・2キロまでの減量はやる。それがUFCのチャンピオンになれる階級だから」と話していた。