K-1ライト級王者の林健太(25)は、デニス・デミルカプ(19=トルコ)に2回逆転KO勝ちした。

1回は6歳年下のデミルカプから膝蹴りを食らい、最初のダウンを奪われた。しかし、2回に入ると王者の闘争心にスイッチが入った。卜部功也から王座を奪った持ち前の連打でダウンを奪い返すと、コーナーに詰めてパンチの雨を降らせた。デミルカプはたまらず2度目のダウン。そして、3分3秒、林の逆転KO勝ちが決まった。

前日はまさかの再計量。実家の体重計が壊れていたのが原因だったが、肝を冷やした。この日も冷や汗をかいたが、持ち前のファイトスタイルで逆転勝ち。リング上で林は「ほんま勝てて良かった。もっと強くなります」と本音を漏らしていた。