ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(34=帝拳)が26日、高校総体(インターハイ)中止を受け、全国の高校ボクシング部の主将ら40人にエールを送った。

オンライン上で行われた「明日へのエールプロジェクト」で講師を務め、目標の大会がなくなった後輩ボクサーらに対し「『あの時の悔しい思いをしたからこそ、今の自分がある』と思えるような未来の自分を作ってほしい。目の前の1つの事実ではなく、自分の成長になるよう捉え方をしてほしい」などと熱く思いを伝えた。

次戦については見通しが立っておらず、個人で出来る範囲の練習を続けている。「34という年齢だし、後悔はしたくない。練習が出来ずに体が動かなかったでは、コロナに負けたことになる。そうならないようにしたい」と力を込めた。