WWEユニバーサル王者の暗躍で、中邑真輔が31日のPPV大会ロイヤルランブルでの同王座挑戦権を逃した。

ガントレット(勝ち残り)形式の挑戦者決定戦で3連勝した中邑だが、王者ローマン・レインズの策略で痛めつけられ、強制出場させられたプロデューサーのアダム・ピアースにフォールを許した。

先にサミ・ゼインに勝利したレイ・ミステリオJr.の前に登場した中邑はミステリオJr.から腕ひしき逆十字固めでギブアップを奪取。続くキング・コービンをカウンターのキンシャサで沈めてピンフォールを奪った。5番目のダニエル・ブライアンと関節技の取り合いや激しい打撃の攻防を繰り広げると、最後はキンシャサでとどめを刺した。

試合後、ブライアンと握手を交わし、健闘をたたえあっていた中邑は、レインズとジェイ・ウーソの暴行を受けてダウン。すると大会オープニングにレインズから「俺をばかにしているだろ?」とののしられ、ガントレット戦への強制出場を命じられていたピアーズ・プロデューサーがリングに呼び込まれた。ジェイ・ウーソのスーパーキックを浴び、KO状態のピアースを上に乗せられ、中邑は3カウントを許してしまった。挑戦権獲得を阻止された中邑はベルトを持ったレインズに見下されていた。

これで31日のPPV大会ロイヤルランブルで、王者レインズ-挑戦者ピアースのWWEユニバーサル王座戦が開催されることになった。