日本ボクシングコミッションが26日付で、減量失敗による試合キャンセルも厳罰を告示した。最近、計量前日や当日に救急搬送などで会場に現れない場合を含めて、公式計量をせずに直前での試合キャンセルが急増。体重超過は処分も、この場合の処分規定がなかった。「公式計量の実効性を担保する意味において、体重調整の失敗による試合キャンセル全般を、体重超過と同様のペナルティー及び処分とする」とした。

新たな規定では計量会場に現れない場合を含み公式計量を行わず、試合3日前以降に減量失敗による体調不良を含み体重超過が明らかな理由により試合が中止になった場合、ファイトマネー相当額をJBC、もしくは対戦相手・プロモーターに制裁金として払う。選手は1年間のライセンス停止処分となり、復帰後は1階級以上の転向を義務付け、マネジャーは戒告処分となる。