ボクシング日本ライト級タイトルマッチの前日計量が11日に都内で行われた。同級王者吉野修一郎(29=三迫)はリミットの62・1キロ、同級10位仲里周磨(24=ナガザト)は62キロでクリアした。試合は12日に東京・後楽園ホールでゴングとなる。
吉野は東洋太平洋とWBOアジア太平洋と3冠王者で、昨年9月以来のV7戦となる。激戦区の階級で頭ひとつ抜け出している。「誰でもいいから海外でやりたい」というが、コロナ禍でままならずに3冠統一戦以来11カ月ぶりでの防衛戦となった。
仲里に対して「若くてイケイケ。勢いがあり、スピードに右の強打もある」と評価する。ただし、第一人者として「圧勝、圧倒した試合に持っていきたい。勝っていくことでアピールしたい」。有観客試合となり、来月には2歳になる長男瑳久汰(さくた)君も応援にくる。パパは格の違いを見せるつもりだ。
仲里は元東洋太平洋バンタム級王者の父繁会長(49)と二人三脚で、15戦目でつかんだタイトル初挑戦となる。父は地元沖縄のジムから2度世界挑戦した。仲里はその頃の小5でグローブをつけた。「2人でまず日本王座を目標にしてきた。沖縄からはめったにないチャンス。ベルトを持って帰りたい」と力が入る。
昇級しての初戦でもある。昨年10月の試合ではダウンを奪うも追い上げられて引き分けた。その前戦はライト級で4回KO勝ち。「引き分けたときは足をつらせた。その前は一番動けた試合」とライト級が最適とのい判断だ。
前戦前には三迫ジムに出稽古し、吉野とも4回軽めのスパーリングで手を合わせた。「パンチがある万能型もクセとかも分かった。今はパワーで負けない自信はある」。自慢の右ストレートで番狂わせを期す。

