アジアを拠点とする格闘技団体ONEチャンピオンシップのONE女子アトム級GP1回戦は3日、シンガポール・インドアスタジアムで開催される。日本女子では平田樹(22)が出場。

米女子団体Invicta FCを主戦場とするアリース・アンダーソン(26=米国)との初戦を控え、27日までに両選手一緒にオンライン取材に応じた。現在、5勝無敗の戦績を残す平田は「経験のことを言われると自分は全然経験していないですが、その分特に怖いものがないので、この試合でまた良い経験が積めるなと思います」と気合を入れ直した。

当初は5月28日に予定されていた同GPは約2カ月ほど延期され、あらためて再設定された。「何回も延期になったので、その分いい練習の時間になりました」と前向き。実力派メンバーがそろったGPにONE3勝の平田が抜てきされたことに「若いから出させてもらうと言うよりかは、まだ3戦しかしていないのに出させてもらえるのは、きっとONEからも試されていると思います」と挑戦者魂を燃やした。

今回、人気アニメ「ドラゴンボール」に登場する人造人間18号の名をリングネームにすると明かした。「やっぱり似ていると言われることが多かったので。私は強い女の人というイメージがあって、今回から変えました」と“Android18”への思い入れを口にした平田は「期待されていないかもしれないけど、自分の中では楽しみな試合なので、そこだけは大事にしたいです。周りが何と言おうが、絶対に試合は観ると思うので、もし勝った時に強い言葉で強い心を発信したいです」とやる気に満ちあふれていた。