RIZINバンタム級王者堀口恭司(31=アメリカン・トップチーム)は1回戦でパトリック・ミックス(28=米国)に0-3の判定負けを喫した。昨年12月、同級王者セルジオ・ペティスに4回KO負けを喫して以来の再起戦を白星で飾ることは出来なかった。ラフェオン・スタッツ(33=米国)は、前同級王者のフアン・アーチュレッタ(34=米国)を3回KOで退けた。トーナメントの優勝者は同級暫定王者のベルトとともに優勝賞金100万ドル(1億2500万円)を手にする。
バンタム級ワールドグランプリ1回戦
堀口恭司 | ● | 判 定 0-3 | ○ | パトリック・ミックス |
ラウンド詳細
第5ラウンド
にじみよってくるミックス。タックルから、両足を引き寄せてケージ際でテイクダウンをめぐる攻防に発展した。堀口はスタンドで4の字ロックされ、バックコントロールされる厳しい展開。全身を使って自ら後ろ側に倒れこみグラウンドにいざなうミックス。堀口は一瞬の隙をついて上のポジションへ移行。ミックスは前方回転で再び形勢を逆転させる。ケージまで逃げるも、しつこく食らいつくミックス。時間をつぶすように何もしない固め漬けで、ミックスが逃げ切る。
【日刊採点】9-10(堀口)
第4ラウンド
様子を探りあう展開。堀口がカーフキックを数発当て、ミックスの足が流れる場面も。どっしりと構えるミックスに堀口は我慢を強いられるが、要所で一発を当てる。ステップワークを多くし、ボディーも決まり始めるが、左のまぶたをカットし流血。
【日刊採点】10-9(堀口)
第3ラウンド
堀口は序盤からリズムよくステップ。ワンツーやフックなど手数を増やし、プレッシャーをかける。左フックを当ててまぶたをカットさせるが、滑り込むようなタックルでテイクダウンを奪われると形勢逆転。ミックスは鼻から流血も、残り2分、4の字でロックされ厳しい展開に。得意の裸締めのポジションに移行される。だが、堀口が逃げ出し、上のポジションに移行。パウンドを落とすが時間切れ。
【日刊採点】9-10(堀口)
第2ラウンド
ミックスがミドルキックで先制。堀口も強烈なカーフキックで応戦。ミックスの周囲を周るようにフットワークを使った。攻撃を待ち構えるミックス。ともに中盤までは様子をうかがうような展開。堀口はローキックからパンチを当てると、ミックスも打撃で応戦。終盤は至近距離での攻防になった。
【日刊採点】10-9(堀口)
第1ラウンド
堀口のカーフキックからスタート。ローキック対策にミックスはサウスポー構え。堀口がフックを狙ったところに組み付かれると、そのまま強引にバックを取られる。倒れこみ、そのまま裸締めに移行されるもなんとか回避。グラウンドの攻防へ。堀口はケージを蹴って逃げようとするが、足4の字でしっかりロックされ、防戦一方。後ろからパンチを受けて、顔面を赤くするが、何とか時間で逃げ切る。
【日刊採点】9-10(堀口)
フアン・アーチュレッタ | ● | 3回 KO | ○ | ラフェオン・スタッツ |
1回戦残りの2試合は後日開催。対戦カードは以下の予定。
レアンドロ・イーゴ-ダニー・サバテーロ
マゴメド・マゴメドフ-エンリケ・バルゾラ