東洋太平洋スーパーライト級9位近藤明広(37=一力)が、同級王者麻生興一(36=三迫)を下して新王者となった。

初防衛戦だった王者麻生に対し、元日本、WBOアジア・パシフィック同級王者の近藤は2回、左右両フックでダウンを奪取。立ち上がってきた麻生に右フックを効かせ、レフェリーストップによる同回2分7秒、TKO勝利を飾った。

37歳で再び王者となった近藤は「どんなパンチでもいいから倒れてくれと思った。本当にデビューも年齢も新人王も一緒だった。このタイミングでやれること、麻生君が王者だからやりました」と感慨深げ。衝撃的な試合内容にも冷静で「この試合のことだけ考えてきた。3日後からスポンサーの会社で仕事を頑張ります」と口にし、会場の笑いを誘った。