プロボクシング元統一世界ヘビー級王者ムハマド・アリのWBC世界ヘビー級王座ベルトが618万ドル(約8億340万円)で落札されたと24日(日本時間25日)、専門メディア「ボクシング・ニュース24/7」やESPNなどが報じた。

74年10月30日、ザイール(現コンゴ)の首都キンシャサで臨んだWBA、WBC世界同級タイトルマッチで王者ジョージ・フォアマンに挑戦。8回KOで逆転勝利し「キンシャサの奇跡」と呼ばれた一戦のWBCベルトとなる。

落札したのはNFLコルツのオーナーとなるジム・アーセイ氏で、過去にも75年10月1日、フィリピン・マニラで開催されたジョー・フレージャー戦でアリが履いていたボクシングブーツや、65年5月25日のソニー・リストンとの再戦でアリが着用したガウンも購入している。

販売したヘリテージオークションズ(米テキサス州ダラス)によると、アリさんのWBCベルトは2本存在し、残りの1つは私設博物館に保管されており、販売されることは低いという。