プロボクシング元東洋太平洋ミニマム級王者でWBC世界同級12位の小浦翼(27=E&Jカシアス)が10月25日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル93大会でWBO世界同級9位アルアル・アンダレス(フィリピン)と48キロ級契約体重8回戦に臨むことが29日、発表された。

昨年11月、重岡優大(ワタナベ)とのWBOアジア・パシフィック同級王座決定戦に0-2の判定負けを喫して以来、約11カ月ぶりの再起戦となる。当初は今夏にWBC世界同級王者パンヤ・プラダブスリ(31=タイ)に挑戦する世界戦交渉も進んでいたが、条件面などで合意に至らなかった。

なお小浦が参戦する同大会のメインイベントは前IBF世界スーパーバンタム級暫定王者岩佐亮佑(32=セレス)がフェザー級転向第1戦として世界王座挑戦経験もある日本同級18位ゼネシス・カシミ・セルバニア(31=カシミ)との同級10回戦に臨む。セミファイナルでは東洋太平洋フライ級タイトルマッチが組まれ、大橋ジムのホープで同級13位の桑原拓(27=大橋)が同級王者ジーメル・マグラモ(27=フィリピン)に挑戦する。