元サッカー日本代表FWカズの次男で総合格闘家の三浦孝太(20=BRAVE)が13日、プロ2戦目に向けて使命感に燃えた。

この日、25日開催の総合格闘技イベント「超RIZIN」(さいたまスーパーアリーナ)で臨むブンチュアイ・ポーンスーンヌーン(22=タイ)戦に向け、都内の所属ジムで練習を公開。8月にタイ・ラジャダムナンスタジアムにてエキシビション戦で拳を交えた元K-1・MAX世界王者ブアカーオにもらった「ブアカーオTシャツ」を身にまとい、30秒間のミット打ちで強烈なキックを連発した。

タイでは、レジェンドの圧力を体感した。「打撃の距離感は今まで経験したことがなかったものだった。向かい合った時の圧がすごくあって、何もできなかった。そういうのはやってみなければわからなかった」と、貴重な体験だったことを明かした。

契約体重66キロ(3分3回)の特別ルールで対戦するブンチャアイは、同じタイ人だ。18年にボクシングでプロデビューし、4勝2敗1分け。ムエタイでも20勝17敗3分けの実績を誇り、今年に入ってから総合の練習を開始したという。「22歳という年齢とは思えないキャリア」と警戒しながらも、「総合のキャリアでは自分の方が上」と言い切った。

三浦は、5月大会はケガの影響で、7月は新型コロナ感染で大会を欠場していた。「何回も流れても応援してくれる人。そして『こいつはもういいや』と思われた人に、もう1回応援してもらえるように頑張りたい」と、約9カ月ぶりの総合の実戦に向けて覚悟を示した。