今月4日の東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王者に返り咲いたオカダ・カズチカ(35)が、2月11日の大阪大会(エディオンアリーナ大阪)の初防衛戦で挑戦を受ける鷹木信悟(40)との前哨戦を白星発進した。

メインの6人タッグマッチで、海野、矢野と組み、SANADA、内藤と組んだ鷹木と対戦。鷹木をマネークリップで捕獲、エルボーの応酬を繰り広げるなど見せ場を作った。最後は14分40秒、味方の海野がSANADAからデスライダー(ダブルアーム式DDT)で3カウントを奪い、勝利した。

試合後のバックステージでは「やっと始まりましたね」と充実の表情を浮かべた。「ここに来るまでに変な雑音が多かったですけど、僕がやらないといけないのはこのベルトをかけた戦い。新日本を上げていく」と、IWGPを巡る戦いに感情を高ぶらせた。来月11日の大阪大会で初防衛に成功すると、翌週の18日に米・カリフォルニア大会で再び防衛戦を行うことなる。

オカダは、来月21日の武藤敬司引退大会(東京ドーム)で組まれたGHCヘビー級王者清宮海斗(26=プロレスリング・ノア)戦に難色を示しており、この日も眼中にない様子だった。