“プロレスリングマスター”武藤敬司(60)のラストマッチに指名された新日本プロレスの内藤哲也(40)が勝利した。ドラゴンスクリュー、背後からのシャイニングウィザードなど、満身創痍(そうい)の相手を攻め続けた。最後は必殺技のデスティーノで3カウントを決めた。

内藤は試合後、思いを口にした。

内藤 俺は武藤敬司選手に憧れて、武藤敬司選手を目指して、新日本プロレスに入って、プロレスラーになった。今日、引退試合だったけど、でも、試合終了のゴングが鳴るまで、武藤敬司選手の勝利への執念を感じた。心打たれるものがあった。

本当に引退試合に指名されて、うれしくないわけがない。こんな幸せなプロレスラー他にはいない。1分1秒を大切にしたかった。自分も武藤選手みたいに、こうやって惜しまれながら最後を迎えたい。そう思ったね。

明日、来週、来年、10年、30年後なのか分からないけど、また明日から戦いは続きますから。体休まる暇はない。明日は高松大会で待ってるよ。アディオス。

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