フワちゃんが、プロレス2戦目で待望の初勝利とはならなかった。日本テレビ系列「行列のできる相談所」のフワちゃん企画第2弾での挑戦。“師匠”葉月と組んだタッグマッチで、天咲光由&林下詩美と激突したが、念願の白星には届かなかった。

試合後、リング上でマイクを握った。

フワちゃん 負けちゃいましたね。みなさん、ありがとうございました。本当にこの1年間、生活の中心をプロレスにしてて、思っているよりも、プロレスが大好きになりました。本当に大好きなのプロレスが。YouTubeの履歴も全部プロレス。プロレス大好きです。本当に愛も注いで頑張ってきたけど、それでも勝てませんでした。ワンチャン、芸能人だから2戦目は勝てると思っていた。本当にプロレスラーってすごいです。全部を賭けても、まだ勝てない。出直してきます。前みたいに、もう1回やらせろって駄々をこねるじゃなく、冷静に考えてきます。4・23は忘れられない1日となりました。ありがとうございました。

敗れたものの、試合を通して、見せ場をつくった。コーナーに上り、高い跳躍力のダイビングドロップキックを天咲に浴びせた。林下とは、エルボー合戦を繰り広げた。林下へジャーマン・スープレックス・ホールドを決めると、ファンも興奮した様子で驚いていた。会場からも「フワちゃん」コールが巻き起こるなど、大いに盛り上げてみせた。 この日に至るまで、新日本プロレスのオカダ・カズチカから直接指導を受けたこともあった。ミサイルキックを伝授されるなど、着実にレベルアップを図ってきた。個人での特訓も欠かさず、ドロップキック、ブレーンバスターなど基本の技を反復。プロレスラーとしてのベースを上げてきた。 フワちゃんは、昨年10月23日のスターダムで、プロレスデビュー。葉月と組んだタッグマッチは、惜しくも敗れた。それでも、強烈なドロップキックに、卍(まんじ)固め、ブレーンバスターと、5カ月にわたる特訓の成果を存分に発揮していた。今月3日の記者会見では「デビューして、プロレスが大好きになって、スターダムのファンになっていることもある。高揚している思いもある」と話していたが、リング上でうなだれた。