プロボクシング前WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(29=ワタナベ)が世界3階級制覇を見据え、フライ級初戦に臨む。

20日、東京・墨田区総合体育館でローランド・ジェイ(27=フィリピン)との同級10回戦を控える。19日には同会場で前日計量に臨み、100グラム少ない50・7キロでクリア。ジェイも50・5キロでパスした。

昨年11月、寺地拳四朗(31=BMB)とのWBAスーパー、WBC世界同級王座統一戦に敗れて以来、約6カ月ぶりの再起戦となる。計量クリア後には1月に結婚した元インフルエンサー「あきまっくす」こと亜希夫人(33)特製の鶏雑炊で減量で疲れた肉体を回復させた京口は「奥さんの鶏雑炊と水分でおなかいっぱいです。フライ級とはいえ、減量はきつかったですねが、万全にはできたかなと。あとはリングで動けるかだけです」と気持ちを引き締めた。

アスリートフードマイスター3級の資格を取得している同夫人の食事面のサポートを受けつつ、フライ級初戦に備えて体重面のデータを取得。ミニマム級、ライトフライ級に続く世界3階級制覇に向けた準備を進めている。京口は「ミニマム級からライトフライ級にした時、エネルギッシュな部分を感じた。今回、耐久力とかエネルギッシュなところをフライ級で感じられれば」と強調。プロ初の再起戦となるが「テーマは『勝つ』です。勝たないといけないというのは今まで以上に大きいし、負けられないです」と結婚後初試合を白星で飾る意気込みを示していた。