WBA世界ヘビー級正規王者ダニエル・デュボア(25=英国)がローブロー判定で勝利を逃し、大きな不満を口にした。WBAスーパー、IBF、WBO世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(36=ウクライナ)とのWBA王座統一戦&IBF、WBO世界タイトルマッチに挑んだものの、2度のダウンを喫して9回0分48秒、KO負けした。

5回、デュボアが強烈な右ボディーを打ち込んでウシクからダウンを奪った……はずだった。しかし協議の末、最終的にローブロー判定となった。約5分間の休憩後、試合再開となってウシクも回復。8回にはウシクの左連打を浴びてダウンを許した。続く9回、右ショートでアゴを打ち抜かれ、そのままキャンバスに倒れ込むと無情の10カウントゴングを聞いた。リング上でインタビューを受けたデュボアは「今夜は、だまされて勝利を逃した」と不満を口にした。なお今回の契約には再戦事項はないという。