プロボクシング元世界6階級制覇王者でRIZINなどと試合契約を結ぶマニー・パッキャオ(45=フィリピン)のパリ・オリンピック(五輪)出場が却下されたと18日、フィリピンメディアが報じた。昨年9月、パッキャオが同五輪出場を表明し、フィリピン・オリンピック委員会のアブラハム・トレンティーノ会長も「特別枠」での五輪出場を国際オリンピック委員会(IOC)に申請していたが、高齢を理由に却下されたという。

トレンティーノ会長は「私たちの最愛のボクシング界のアイコン(パッキャオ)が年齢のせいで出られないのは残念だ。パリ五輪に参加するにはすべてのスポーツで誰もが予選を通過する必要がある」と説明した。ボクシングの五輪予選は40歳以下の年齢制限があるため、45歳のパッキャオは予選出場の権利はなかった。しかしパッキャオの五輪出場への意欲を受け、フィリピン・オリンピック委員会では「特別枠」での出場をIOCに申請していた。