試合開始前に、3月10日全日本プロレス高崎大会での試合後に急逝した吉江豊さんの追悼セレモニーが行われた。

吉江さんは1994年2月に新日本プロレスに入門し、同年12月9日小島聡戦でデビュー。その後、海外遠征を経て、永田裕志、中西学、福田雅一らと共にG-EGGSを結成するなど、2006年1月に退団するまで新日本の所属選手として活躍した。

若手時代、吉江さんと共に合宿所生活を送ってきた真壁刀義がリング上で遺影を持つと、その隣には吉江さんとのタッグで2003年6月13日に、IWGPタッグ王者に輝いた棚橋弘至が立った。さらにこの日の出場選手がリングを取り囲む中、吉江さんの経歴、新日本での実績や、退団後の活躍の様子が阿部リングアナより紹介された。

そして、追悼の10カウントゴングが鳴らされ、阿部リングアナが「赤コーナー、180センチ、160キロ、吉江豊!」とコール。吉江さんの入場曲&ムービーがスクリーンに流され、故人の生前の活躍をしのんだ。