プロボクシング日本ユース・ライトフライ級王者坂間叶夢(ワールドスポーツ)が亡くなったことが18日、分かった。20歳の若さだった。同日、都内で所属ジムの斎田竜也会長が取材に応じ、遺族から死去報告があったと認め「現時点で、これ以上はお話できない」と説明した。

坂間さんは同日、東京・後楽園ホールで初防衛戦を控えていたが、2日前に体調不良による試合中止が発表されていた。関係者によると、試合直前の調整で足首を痛めて減量が思うように進まず、2キロ近くオーバーしていたことで試合中止を決断していたという。

坂間さんは高校生だった18歳の時、21年5月に3回TKO勝ちでプロデビュー。同年に東日本新人王にライトフライ級でエントリーし、同11月に東日本新人王、同12月に全日本新人王を獲得。23年7月には日本ユース同級王座決定戦で勝利し、同級王座を獲得。昨年12月、ジョン・ポール・ガブニラス(フィリピン)戦で5回TKO勝利を挙げた試合がラストマッチになってしまった。