筋肉増強効果のある薬物使用でRIZINから出場停止処分を受けていた木村“フィリップ”ミノル(30=Battle-Box)が、23日の「RIZINランドマーク9神戸大会」で復帰することが決まった。

RIZINは18日、同大会の追加カード発表会見を都内で開催。木村“フィリップ”ミノルが、K-1ワールドMAX世界トーナメント04年、06年王者、元WBCムエタイ世界スーパーミドル級王者のブアカーオ・バンチャメーク(41)とキックボクシングルール3分3R(74キロ)で戦うと発表した。

昨年6月にドーピング違反が発覚し、RIZINから6カ月の出場停止処分を科されていた木村は、再検査で“シロ”となることを条件に、大みそかのRIZIN45で安保瑠輝也戦が組まれた。だが米国での再検査で、少量ながら再び筋肉増強作用のある薬物が検出され中止となった。

木村は今年2月に再びドーピング検査を行い、陰性が確認されたという。「ブアカーオはめちゃくちゃ強いし、モチベーションは上がってます」という木村は、この日の会見で「今はもうそれがなくても自分で強さを求めて、強くなることができる。今は使っていた時よりもパフォーマンスも体の状態も格段に上だと思います」と話した。

RIZIN榊原信行CEOは、試合前にもう1度、検査を行い、そこで陽性だった場合にはRIZINから“追放”するとした。さらに体重超過した場合にも、キャッチウエートで試合はせず、中止にする。