ドーピング違反による6カ月の出場停止期間を経て「RIZINランドマーク9神戸大会(23日、神戸ワールド記念ホール)」(ABEMA PPV ONLINE LIVEで生中継)でのブアカーオ戦で復帰が決まった木村“フィリップ”ミノル(30)が、キックボクシングルールで安保瑠輝也(28)と対戦する可能性が高まった。

2人は昨年大みそかの「RIZIN45」でもキックルールで対戦する予定だったが、木村が昨年6月に続き、2度目のドーピング検査でも禁止薬物に陽性反応を示したため、試合が消滅。替わりに安保はMMA(総合格闘技)で久保優太と対戦して完敗した。

ABEMAは18日、「神戸大会」をより楽しく観戦するために、特別番組「RIZIN神戸大会直前! 教えて榊原さん! 独占裏側直撃SP!」を放送。榊原信行CEOと、RIZINフェザー級王者・鈴木千裕、格闘技大好きタレント森日菜美、そして安保が出演した。

番組半ば、オンラインで木村も登場。いきなり上半身裸で画面に映った木村に対し、安保は「お前、頭いかれてるやろ、マジで」とあきれ顔。それでも木村は安保をおちょくるように、笑顔でボディビルダーのようなポーズを決め「これナチュラル大胸筋です」とアピールした。

そんな木村に対し、安保はややキレ気味に「お前、まず俺に言うことないん?」と詰問すると、木村も「大みそか試合、飛ばしてすいませんでした」と一応、謝罪。そんな木村に安保が対戦を要求すると、木村は「安保、俺の試合ぐらいはキックでやった方がいいよ」と、現時点ではMMAにほぼ転向している状態の安保に対し、キックルールでの対戦を提案した。

安保も「キックでやったるわ。みんなそれ望んでると思うし」と合意。「お前のおなかに三日月蹴り、思い切り刺したるわ」と宣言した。木村も「かかってこいよ。アゴ折れる、頭吹っ飛ぶ」とあおり返した。

23日の神戸大会を観戦するという安保は「こいつが勝ったら、リングに上がってこいつに跳び蹴りかましますわ」と話した上で、「とりあえず(ブアカーオに)勝てよ」と、安保なりのエール。その上で「あの筋肉もあいつの弱い心を隠すためにやってるだけなんで。俺はそこまで分かってるんで。ほんまにあいつのことをボコボコにして追放します」と宣言していた。