NEW JAPAN CUP(NJC)準決勝2試合が行われ、後藤洋央紀と辻陽太の2人が、20日に新潟・アオーレ長岡で行われる決勝にコマを進めた。

▼NJC(時間無制限1本勝負)

辻陽太(1分30秒、無効試合)EVIL

※再試合

○辻陽太(16分50秒、シーンブラスター→体固め)×EVIL

▼同

○後藤洋央紀(19分4秒、GTR→片エビ固め)×SANADA

セミファイナルで行われたNJC準決勝1試合目では、辻陽太とハウス・オブ・トーチャー(HOT)のリーダーでNEVER無差別級王者のEVILが激突。開始早々、HOTとロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)の高橋ヒロム&BUSHIが入り乱れる展開となり、試合はノーコンテストとなった。

だが再試合に突入し、終盤、人数の多いHOTが試合を支配したが、鷹木信悟が駆けつけてLIJが形勢逆転。EVILに対し、高橋のトラースキックからBUSHIの毒霧、さらに鷹木がパンピングボンバーをさく裂させた。そして最後は辻がジーンブラスターでEVILを撃沈した。辻は初の決勝進出となった。

メインイベントのNJC準決勝2試合目では、4度目の優勝を狙う後藤洋央紀と、連覇を目指すSANADAが対戦。終盤、SANADAがラウンディング・ボディプレスをさく裂させるが、後藤はカバーを執念ではねのけ、さらにSANADAのデッドフォールを切り抜けると反撃。

最後はGTW(ファイアマンズキャリーから相手をマットにたたきつけるのと同時にラリアットをのど元に放つ技)、GTR(ラリアットをたたき込むのと同時に下から膝を突き立てる技)と連続で決め、SANADAから3カウントを奪取。8年ぶり7度目の決勝進出を決めた。SANADAは連覇と故郷・新潟での決勝進出を逃した。

試合後、決勝で戦う辻がリングに登場し、「新しい時代の扉を開くのは、必ず俺が果たす。なあ後藤、覚悟はいいか!?」と宣戦布告。すると後藤は「俺もお前に見せたいものがあるんだ。NJC3回優勝のこの俺の底力を見せてやる!!」と応戦すると、会場から大きな拍手が上がっていた。