キックボクシング初挑戦となった元プロボクシング日本スーパーウエルター級暫定王者の中島玲(25)が、-70キロ世界最強トーナメント開幕戦でK-1の洗礼を受けた。

当初の中島の相手ウマール・セマタ(ウガンダ)がビザの発給トラブルで欠場。急きょヴィクトル・アキモフ(32=ロシア)との対戦となったが、2R1分45秒、バックブローで壮絶失神KO負けした。

それでも中島は試合後の記者会見で「ボクシングには泥は塗らんって言ったんですけど、泥塗ってしまったんで。泥塗ってやめるんじゃなくて、やっぱりボクサー強いなって、中島玲は強いなって思ってもらえるように、もうあとはやるだけなんで。もう今日の試合の結果はみんな存分に笑ってくれたらいいし。ただ最後に笑ってるのは僕なんで」と、今後もキックボクシングの世界で頂点を目指していくことを誓った。

この日対戦したアキモフは、日本ではホーストカップを主戦場に戦い、22年3月には璃久と接戦となったが判定負け。24年3月のホーストカップでは龍威地をKOして、勢いをつけてのK-1MAX参戦だった。