ボクシングWBA世界バンタム級1位石田匠(しょう、32=井岡)が21日、大阪市内の所属ジムで2度目の世界戦への会見に臨んだ。5月6日に東京ドームで同級王者井上拓真(28=大橋)に挑む。元日本スーパーフライ級王者の石田の戦績は34勝(17KO)3敗。

石田にとって17年10月28日にWBA世界スーパーフライ級王者カリッド・ヤファイ(英国)戦以来の世界挑戦となる。「7年前はめちゃくちゃ弱かった。自分は成長した。全く違う」。

井上拓真については「クリンチが多いイメージ。バチバチにいくとのコメントを聞いたので、自分も思いきり殴り合いたい」と打ち合いを要求。「挑戦者なんで自分からガンガンいって良さを出したい。ここで勝つか負けるかで人生が変わる。勝って王者としてのボクシング人生を歩みたい」。日本選手が熱いバンタム級の勢力図を塗り替える。【実藤健一】