ABEMAオリジナル格闘ドキュメンタリー番組「格闘代理戦争-THE MAX-」の優勝者が、7月28日にさいたまスーパーアリーナで開催される「超RIZIN3」の出場権を得られることになった。
ABEMAは次世代の格闘技界を担うスターを発掘するオリジナル格闘ドキュメンタリー番組『格闘代理戦争-THE MAX-』の#3を24年3月22日に放送した。
「格闘代理戦争」シリーズは、第一線で活躍する格闘家が監督となり、格闘家の原石である若手ファイターを推薦して競わせることで新たなスターを発掘、その過程を追う“格闘ドキュメンタリー番組”。17年に「格闘代理戦争1st Season」を放送以降、シリーズごとに立ち技格闘技や総合格闘技などのテーマを設け、これまで5シリーズにわたり番組が放送されてきた。
シリーズ6作目となる今作では、総合格闘技をテーマに優勝賞金300万円をかけて8人によるトーナメントが行われている。
今月15日にトーナメント1回戦が行われ、白熱した試合の末に、岡見勇信&中村倫也監督推薦の中村京一郎、青木真也監督推薦の中谷優我、クレベル・コイケ監督推薦のギレルメ・ナカガワ、イゴール・タナベ監督推薦のトミー矢野が準決勝にコマを進めた。
22日の第3回放送では、日本最高峰の格闘技イベントRIZINの榊原信行CEOが出演。本番組で総合演出を務めるマッコイ斉藤氏が榊原CEOを直撃し「夢を目指して若者たちが来ているので、優勝した選手にRIZINに出場する権利を・・・」と直談判した。すると同CEOは「趣旨には賛同できる」とした上で「勝手に強くなってこいというのは無責任。RIZINとしても選手の育成、普及に何か企画をチャレンジしたいと思っている。いいんじゃないですか? この4人の中で勝った選手をRIZINのオープニングファイトとか、フューチャーする形で出すとか」と優勝選手のRIZIN参戦を快諾した。
これを聞いたマッコイ氏は「選手たちも鼓舞されると思う」と安堵の表情。最後に榊原CEOは「7月28日、真夏の格闘技の祭典、朝倉未来と平本蓮が戦う同じ舞台の出場権を、今回の格闘代理戦争で優勝した選手に提供します。RIZINの舞台に上がるという夢をかなえてもらって、そこが第一歩となってプロの舞台で輝いてほしいので、応援してます。全力で優勝を勝ち取ってください。待ってます!」と、優勝者の「超RIZIN3」への出場を明言した。
RIZINは16日に記者会見を行い、榊原CEOから「超RIZIN3」の開催、ならびにメインイベントで朝倉未来と平本蓮が対戦することが発表された。早くも注目を集めるこの大型イベントでRIZINデビューを果たす選手は一体誰なのか? 今後もトーナメントの行方から目が離せない。格闘代理戦争のトーナメント準決勝は4月19日に行われる。次週以降の放送では準決勝に向けて切磋琢磨する4選手と監督たちに密着する。