立ち技打撃格闘技K-1で2度の世界一に輝き、ISKAオリエンタル世界ウエルター級王座も獲得した魔裟斗氏(45)がISKAの殿堂入りを果たした。

K-1で3度GP制覇を果たした“レジェンド”ピーター・アーツ氏(53)がCEOを務めるキックボクシングイベント「レジェンド」の本大会(7月15日、TIPSTAR DOME CHIBA)につながる位置付けの「Road to LEGEND」が24日、横浜・大さん橋ホールで開催された。大会の途中で、魔裟斗氏のISKA殿堂入りセレモニーが行われた。

レジェンドのアーツCEOが立会人となり、魔裟斗氏はISKAのポール・ヘネシー会長から賞状と記念品を授与された。

魔裟斗氏は00年11月1日にムラッド・サリ(フランス)に勝利してISKAのタイトルを獲得した。この日のセレモニーに出席した魔裟斗氏は「当時、世界最強と言われていたフランスのムラッド・サリという選手と試合をして。下馬評では魔裟斗は絶対負けると言われていた相手だったんです。そのムラッド・サリという選手は初めて外国人でルンピニー・スタジアムでチャンピオンになった選手だったんです。その選手と試合をして2R、左フックで僕がKO勝ちすることができて、ISKAのチャンピオンベルトを巻くことができた。僕の中では非常に思い出深い試合であり、思い出深いタイトル。その殿堂入りができたということで、今日は非常にうれしく思ってます」と笑顔で声援に応えていた。