「キング・オブ・ストロングスタイル」中邑真輔(44)が度重なる乱入劇のゴタゴタの隙を突かれ、ジェイ・ウーソとのシングル戦に惜敗した。年間最大の祭典レッスルマニア40大会(4月6、7日・米フィラデルフィア)でジミー・ウーソと対戦するジェイと激突。7分36秒、スピアーを浴びてフォール負けを喫した。

激しいナックルパートでの打ち合いで競り合い、ジェイのスーパーキックを浴びれば、後頭部へのキンシャサを返すなど真っ向勝負を展開した。試合途中、祭典でジェイと対戦するジミー、弟ソロ・シコアが乱入すると、統一王座次期挑戦者コーディ・ローデス、WWE世界ヘビー級王者セス・ロリンズも登場して場外乱闘。するとドリュー・マッキンタイアも姿をみせ、祭典で挑戦するロリンズを襲撃するなどリングサイドが大荒れ模様となった。

この乱闘劇の空気をシャットアウトするように、中邑は背後からの裸絞めで局面打開しようとしたものの、ジェイのスーパーキックをもろに浴び、最後はスピアーでとどめを刺され、3カウントを許した。

試合前、中邑は「俺がジェイの夢を悪夢に変える」と気合十分だったが、逆にシングル戦で存在感をみせられなかった。中邑にとってレッスルマニア40大会出場が難しい状況が続いていることは間違いない。