「ABEMAプレゼンツRISEエルドラド2024」(17日、東京体育館)での団体対抗戦で、K-1ワールドGPライト級王者・与座優貴(26=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)に敗れたRISEライト級王者・中村寛(27=BK GYM)が試合直後の様子から一転、再戦へ前向きな姿勢を見せた。

この試合では3R2分15秒、与座の後ろ回し蹴りが中村の下腹部周辺にヒット。倒れ込んだ中村が金的だとアピールしたが、レフェリーがダウンと判断。10カウントアウトで与座のKO勝ちと宣言した。

これについて中村が所属するBK GYMから18日付で異議申し立てがあり、RISEコミッション並びにRISE審判団が協議。蹴りが金的にヒットしている可能性が高いと判断され、与座のKO勝ちではなく、3R2分15秒までのジャッジにより与座の判定2-0(2人が30-29で与座を支持、1人が29-29)勝利と変更された。

中村は大会当日の試合後には「強かったらやりたかったですけど、別にやりたいとも、あんまり思ってはないですね」などと再戦にそれほど興味がないようなそぶりを見せていた。

だが26日までに自身のXでファンからの質問を募集。「なぜ再戦しないんですか? 与座は『思ったより弱かった』んですよね? だったら『再戦して次はボコボコにする』くらい言ってほしいです。再戦しないのなら『与座のほうが強いと暗に認めた』『与座に心折られた』と言われても仕方がないかと」という書き込みに対し「結果が全ての世界でその意見はど正論やと思います! 試合直後は冷めきっててその時の正直な気持ちをインタビューで話したけど、今の気持ちは、再戦組まれたら俺はいつでも受けて立ちますし、KOで倒します!」と返事を書き込んだ。

中村は他にも「しっかり内腿でしたね 仮に金的に当たってたとしてもガッツリじゃないんで続けれたと思います どーですか?」という質問には「俺も試合続行すると思ってコーナーに戻ったけど、審判が来て今からの再開は100%ないので試合後審議すると言われました。8月暴れたのを反省していたのもあり(昨年8月のアリシェル・カルメノフ戦で左肩脱臼&ローブロー被弾。試合続行をアピールするもノーコンテストに)、自分達の気持ちを我慢して、チームでリングを降りました。そもそも内腿にあの技で効く訳がないです!」と、ローブロー後にも試合続行するつもりがあったと説明した。