メインイベント(第8試合)でGHCタッグ王座戦が行われ、王者組でグッド・ルッキング・ガイズ(GLG)のジャック・モリス&アンソニー・グリーンが、挑戦者組・清宮海斗&大岩陵平を下して5度目の防衛に成功した。清宮、大岩も奮闘したが、19分5秒、大岩がモリスのタイガードライバーで3カウントを奪われた。

試合後、バックステージの清宮&大岩のもとへ、またあの男が現れた。最近では“プロレス界一面倒くさい男”の呼び声も高い拳王(39)だ。

拳王は「海斗さーん!」と叫びながらやってくると「海斗さーん! 海斗さん、海斗さん、海斗さん、海斗さん、海斗さーん! おい! 海斗さん。清宮、お前な、一言だけ言ってやるぞ。てめえがな、おい! いつまでたっても成長できないのは、このヤングライオン(新日本プロレスから修行に来ている大岩)の子守をずーっとしてるからだよ。おい(大岩から)『海斗さん』言われてうれしいのか? 海斗さん、海斗さん、海斗さん、海斗さん、海斗さん! 言われてうれしいのか? てめえなんかな、こいつの子守をし出して…」。

すると清宮がこの日も「あぁー! 面倒くせえ!! 面倒くせえんだよ、お前はよ!!」とブチ切れ。しかし拳王は構わず「うるせえんだよ。お前成長してんのかよ?」と言葉を投げかけた。清宮も「面倒くせえんだよ! お前に関係ねえだろうがよ! 今日の試合、お前に何の関係があるんだよ!?」などと言い返し、2人は胸を小突き合い、胸ぐらをつかみ合った。

拳王は「お前がな、ヤングライオンの子守をし出して、どうなったんだ? ずっとベルト巻けない。今日もなんだ? お前はただただ先輩ヅラしてるだけだろ? おい、海斗さん、海斗さん、海斗さん、海斗さん。それで満足してろバカヤロー!」と話すと清宮の顔に張り手を入れて去ろうとした。

すると清宮が背後から拳王に襲いかかり、拳王が倒れたところへストンピングを連発。拳王が去ると「ああ! 面倒くせえ。ホントに!! 何度も何度も何度も面倒くせえな!! 何回言ったら気が済むんだよ? 11日で終わりにすんだろ? 俺に近寄ってくんじゃねえよ! クソ、次の後楽園で永久に終わりだ!!」と改めて絶縁を宣言した。

ただ“面倒くさい男”拳王にはまるで清宮の言葉は効いていないようだ。ノア公式YouTubeは7日、拳王のインタビューを公開。両思いを主張する拳王に対し「清宮も拳王を好きなのか?」という質問を投げかけた。拳王は「もちろんそうだろ。小学生の時、ちっちゃい時って好きな人に冷たくしちゃう。そういう心境でしょうね。清宮はまだまだお子ちゃまな考えをしてるよね。それが好きな人に表れてるんでしょうね」と、今の清宮の態度はあくまで好きの裏返しだと強調した。

さらに拳王は「絶縁する気はないのか?」という質問に「もちろんそうだろ。4・11で俺と清宮、もう終わり? そんなところはてめえらクソ野郎ども(拳王はファンをこう呼ぶ)も見たくないだろ」ときっぱり答えた。

そして拳王は清宮が若手で“デコせまいがぐり坊主”だったころの写真を取り出し「おい、清宮! お前がデビューして、いや練習生時代のこの写真。この頃から俺がてめえをかわいがってやってるんだよ。おい、この後ろのコインロッカー見たら分かるだろ。(かつて練習場があった)ディファ有明の駐車場だよ。この写真は俺の携帯のフォルダーにいまだに入ってんだよ」と説明。「いいか、お前、この頃を思い出してみろよ。かわいがってもらった先輩に、面倒くせえなんてそんな失礼なこと言うんじゃねえよ。俺と清宮の仲はまだまだ終わらないよ」と改めて清宮への愛をアピールした。