大相撲の第64代横綱を務めた米国ハワイ出身の曙太郎さんが心不全で亡くなっていたことが11日、分かった。54歳だった。

曙さんの死去を受け、旧K-1の谷川貞治プロデューサー(63)が03年に格闘技界に勧誘した当時を回顧しながら追悼した。同日にX(旧ツイッター)を更新し「54歳かあ。2003年の大晦日、フジのPRIDE、日テレ猪木ボンバイエと地上波3局で放送する中、TBSでK-1やる私が起死回生で組んだカードが曙VSボブ・サップだった。史上初の紅白声の43%の快挙! 思い出深い人だったので、悲しみもひとしおです」とつづった。

さらに曙さんの死去ニュースをリポストしながら再びXを更新し「2003年の大晦日九州場所。アポなしで高砂部屋に朝稽古に押しかけ、電信柱の陰で口説いたK-1参戦。『サップと試合しませんか?』『サップかぁ』一夜で口説けた軌跡の大逆転。曙太郎さんのご冥福をお祈りします」と追悼していた。