新日本プロレスは11日、心不全により54歳で亡くなった米国ハワイ出身、大相撲の第64代横綱曙太郎さんを追悼した。

公式サイトに曙さんが死去したことについて「2003年に大相撲協会を退職し、同年にK-1(キックボクシング)に転身。同年12月31日デビュー戦となったナゴヤドーム大会でのボブ・サップとの対戦は、日本中の注目を集めるも、1ラウンドKOで敗戦を喫した。

そのあともK-1、総合格闘技などの試合に出場したが、2005年にはWWE「スマックダウン」でのエキシビジョンマッチに登場。同年7月2日WWEのさいたまスーパーアリーナ大会でビッグ・ショーとのコンビで出場し、プロレスデビュー戦を行った。

以降、国内のプロレス団体にも出場。新日本プロレスでは、2006年1.4東京ドーム大会で初登場。吉江豊とタッグを結成して、ブラック・ストロング・マシーン&ヒロ斉藤組と対戦。さらに同年3.19両国国技館大会では、当時王者のブロック・レスナーの持つIWGPヘビー級王座に挑戦するも敗戦。

2007年には『G1 CLIMAX 17』に初エントリー。天山広吉と真壁刀義に勝利して、2勝2敗1分の成績を上げた。

大相撲出身のパワーと身長2m越え、体重200kg越えの巨体を活かしたスケールの大きなファイトで、プロレス界にも大きな功績を残した曙さん。

全日本プロレスでは第47代、52代の三冠ヘビー級王座を、ZERO1では、第14代世界ヘビー級王座を獲得。さらにハッスル、ZERO-1、ドラゴンゲート、DDTなど幅広いリングで活躍した。

新日本プロレスでは、2013年1.4東京ドーム大会、因縁のボブ・サップとの8人タッグマッチ(中西学&MVP&ストロングマン&曙vs矢野通&飯塚高史&高橋裕二郎&ボブ・サップ)が最後の出場となった。

曙太郎さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

新日本プロレスリング株式会社」(原文まま)などと記して、故人をしのんだ。