第5試合でGHCナショナル王座戦が行われ、「お前のことは興味ないが、そのベルトには興味がある」と王者ジャック・モリスを挑発し続けてきた挑戦者のHAYATAが初の戴冠を果たした。

HAYATAはレフェリーの見ていないところでローブローをたたき込まれるなど、王者のダーティーファイトにも苦戦。それでも403インパクト(正面から相手の頭部を左脇下に抱え込み、右手でタイツを掴んで担ぎ上げ、勢いよく尻餅をついて顔面からマットに叩きつけるインプラント式DDT)を連発するなど対等に渡り合った。

最後は王者が必殺技タイガードライバーを狙ったところを切り返して押さえ込み、3カウントを奪った。

HAYATAは試合後「誰の挑戦も受けてやる。ジャック以外なら」とコメント。一方、あっという間に丸め込まれてしまったモリスは怒り心頭で「クソっ、こんなのはサーカスだ。あいつはズルして俺の大事なものを奪っていった。みんな見たか? 俺は負けてない。こんな試合はクソだ。再戦を要求する!」と叫んで控室に消えていった。

HAYATAは新日本プロレスの「BEST OF THE SUPER Jr.31」(5月11日~6月9日)にも出場が決まっており、活躍が期待される。