ボクシング日本スーパーバンタム級タイトルマッチ（13日、エディオンアリーナ大阪第2競技場）の前日計量が12日、大阪市内の日本ボクシングコミッション（JBC）関西事務局で行われた。

2度目の防衛戦となる王者・下町俊貴（27＝グリーンツダ）は55・2キロ、挑戦者の同級1位デカナルド闘凜生（27＝六島）はリミット55・3キロでクリアした。戦績は下町が17勝（11KO）1敗3分け、デカナルドが7勝（4KO）1敗2分け。

下町は「相手選手の気合が伝わってきた感じです」と言いながら、余裕の構えを崩さなかった。初の王座を獲得し、初防衛にも成功した。その経験値が落ち着きをもたらす。

同級世界王座には、世界主要4団体統一王者の“モンスター”井上尚弥（大橋）が君臨する。「井上選手とはまだレベルが違いすぎる。でも国内、アジアでは突き抜けたい」。最終目標はもちろん世界だが、1歩ずつ階段を上がる。

「いつも以上に力強さを見せたい。それを意識して練習してきた」。まずは1位挑戦者を退け、目標に突き進んでいく。【実藤健一】