立ち技打撃格闘技のRISE(ライズ)は12日、都内で「RISEワールドシリーズ2024大阪大会」(6月15日、エディオンアリーナ大阪・第1競技場)の対戦カード発表会見を開催。那須川天心の弟で、フライ級1位の那須川龍心(りゅうじん、17=TEAM TEPPEN)が、同級3位の塚本望夢(もうむ、18=team Bonds)と、“フライ級王座戦進出選手決定戦”を行うことが発表された。

那須川は今年3月の「RISEエルドラド」で、当時フライ級1位だった松本天志に勝ち、5連勝を飾った。次の塚本戦に勝利すれば、フライ級王者・数島大陸(りく、21=及川道場)との王座戦が組まれるのは確実だ。

この日の会見に出席した那須川は、アマチュア時代を含めて3度目の対戦(過去の試合はいずれも判定負けで0勝2敗)となる塚本について「勝ちに対する執念とか、何が何でも勝つというか、本当に呪ってでも勝ちたいと思ってます」と力を込め、「(塚本の地元)大阪で恥をかいてもらおうと思ってます」と“アウェー”での勝利へ向けて意気込んだ。

一方、タイで合宿中の塚本はビデオメッセージを寄せ「那須川選手、この前、1位に勝って、今ランキング1位だと思うんですけど、また僕に負けてもらって、また1からやり直してもらったらいいなと思います」とコメントした。

RISEの伊藤隆代表は「次期挑戦者(を決めるに)にふさわしい試合になると思います。もちろんRISEの挑戦者というのは内容重視なので、しっかり内容を見ながら、ふさわしい内容であれば勝者を次期挑戦者にしていいのかなと思っています」と説明した。