ムエタイのRWS(ラジャダムナン・ワールドシリーズ)第2回・日本大会が14日、千葉競輪場跡地に新設された「TIPSTAR DOME CHIBA」で開催される。

前日計量が13日に同ドームでおこなわれ、メインイベントで拳を交える石井一成(25)と松田龍聖(18)、セミファイナルで初めて欧州出身の選手と戦う吉成名高(23)らが出席した。

タイ人以外では史上初のムエタイ3階級制覇王者となった吉成は、今大会ではケビン・マルティネス(スペイン)と戦う。

吉成は相手の印象について「思ったよりも上半身がでかいなと思ったんですけど、足は細いなと思いました」と話し、「(戦い方は)ムエタイスタイルなので(キックの)カットもしてくると思うんですけど、スピードは僕の方が分があるので、そのスピードを使えば、攻撃はポンポン当てていけると思う」と分析した。

吉成は「ヨーロッパ系の選手と試合をするのは初めて。彼のスタイルはムエタイスタイル+ヨーロッパ人特有の体の強さを生かした、フィジカルを生かした前に出てくるスタイルなので。それプラス崩しとかもしてくる、肘もしてくる、警戒することは多いのかなと思います」と気を引き締めた。その上で「自分もムエタイに関しては誰にも負けないっていう自信があるので。ムエタイの土俵でも僕が上回るし、相手がフィジカルを生かして前に出てきても対応できるようにしてきています」と、余裕の様子だった。