ムエタイのRWS(ラジャダムナン・ワールドシリーズ)第2回・日本大会が14日、千葉競輪場跡地に新設された「TIPSTAR DOME CHIBA」で開催される。

前日計量が13日に同ドームでおこなわれ、メインイベントで拳を交える石井一成(25)と松田龍聖(18)、セミファイナルで初めて欧州出身の選手と戦う吉成名高(23)らが出席した。

メインイベントを任された石井は「気合を入れました」という金髪姿で登場。「今年26歳なんで。自分が18歳の時を思い浮かべると本当にチャレンジしてばっかりだったなって思うので。それを受ける立場になったわけですけど、今のうちにつぶしておかないと。彼(松田)の試合を何回も見たことがありますけど、実力もすごいある選手なので。世代交代と言ってましたけど、明日はそんなことさせるわけないじゃないですか」と、若い芽を摘む意気込みを示した。

一方の松田も勝つ気満々で、フェイスオフでは石井をにらみつけた。「絶対に倒してやろうと思って。(ムエタイは)相手の土俵なんで、僕が勝ったら一躍スター。ほんま勝ってやろうと思って。その感じを目で訴えました」と説明した。

松田は1週間ほどタイへ合宿に行ったことについて「ムエタイファイターのマインドをもらえて、気持ちも高まってきました。生活するために戦ってるわけじゃないですか。なんとしても負けられんっていうのが伝わってきて」と振り返り、「石井一成選手に勝ったら、世代交代というか。そんな感じにみんな見てくれるし、捉えてくれると思う。僕はそこをめちゃくちゃ狙ってるんで、とりあえず勝ちたいですね」と力を込めた。