9月14日、名古屋のIGアリーナで控えるプロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)-WBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)戦の高額転売者に対し、興行主の大橋ジム大橋秀行会長(60)が法的措置を検討していると明かした。

約1万7000人分のチケットは完売している一方、チケット転売サイトで一部が出品されており、27日に横浜市内で取材に応じた同会長は「残念ながら、こちらで認めていない転売サイトで何倍もの価格で高く売られてしまっている」と現状を明かした。

急な都合で試合観戦が困難となった場合、井上-アフマダリエフ戦の公式チケット販売先だったチケットぴあの「チケットぴあリセール」で対応可能となる。他購入希望者に対し、取引相手と直接やりとりすることなく、個人情報が知られる心配もない安全な方法となる。しかし高額転売を目的としている一部の購入者がジム非公認となるチケット転売サイトに出品。同会長によると、1万円のチケットが13万円、7万7000円のチケットが32万円という高額での転売が確認されているそうだ。

井上-アフマダリエフ戦の他、WBO世界バンタム級王者武居由樹(大橋)-同級1位クリスチャン・メディナ(メキシコ)戦、WBA世界ミニマム級正規王座決定戦となる同級1位高田勇仁(ライオンズ)-同級2位松本流星(帝拳)戦も組まれるトリプル世界戦となる。今回の一般チケット販売では、開始10分でチケットが売り切れるなどの人気興行だ。

大橋会長は「これまでも注意喚起してきたが、転売が確認されてしまっている」と残念そうな表情を浮かべる。23年12月の4団体統一スーパーバンタム級王座統一戦だった井上尚弥-マーロン・タパレス戦(東京・有明アリーナ)でも高額の転売チケットが出回り、問題になったことがある。同会長は「今、対応について弁護士と相談しているところです」と転売者に対して法的措置を検討しているという。