アマチュア8冠の荒竹一真(23=大橋)が再起戦を飾った。パリニャ・カイカンハ(30=タイ)との8回戦に臨み、2回0分58秒、KO勝利を挙げた。サウスポースタイルから慎重に距離を取り、ワンツーから右アッパーでキャンバスに沈めた。試合後、相手が病院に搬送されるほどの強烈な一撃だった。
昨年10月、プロ転向2戦目で現日本ミニマム4位坂田一颯(S&K)に3回TKO負けを喫して以来、約6カ月ぶりのリングで勝利を飾り「前回から苦しい時もあったが、勝った後もいろいろな感情がきた」とほっとした笑みを浮かべた。
今年1月、所属ジムの大橋秀行会長(61)から「次がデビュー戦のつもりで戦えばいい」とアドバイスを受けていた。あこがれとなる同門の先輩で4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33)からも序盤1~3ラウンドまでは相手選手の情報収集を意識するよう助言されたという。坂田戦は右ボディーを効かせた後に連打でラッシュをかけ、カウンターパンチを浴びてダウンしてプロ初黒星を喫した。
カイカンハ戦は攻め急ぐことなく、最後は左アッパーで仕留めた荒竹は「セコンドの声も聞くことができた。前回の反省が生きて成長も感じられた。今日もダメージがないので、今年は残り2試合以上できたら」と再スタートへの思いを口にした。

