大砂嵐が巨漢の臥牙丸を上手出し投げで攻略し、ようやく初白星。

 この日は13年に亡くなった元横綱大鵬の納谷幸喜氏の命日だった。大鵬部屋の流れをくむ大嶽部屋から12年に初土俵を踏んだ大砂嵐も薫陶を受け、四股、てっぽう、すり足の重要性を説かれたことは胸に刻まれている。「目の前で勝ちたかった」と執念でもぎとった。納谷幸喜氏の孫で今場所前相撲の弟弟子、納谷については「めちゃくちゃいい体をしている。ちゃんとやれば、すぐ関取になれる」と太鼓判。