日本相撲協会は1月31日、東京・両国国技館で理事会を開き、各親方の職務分掌を発表した。

執行部などに大きな異動はなかった。審判部に、谷川親方(41=元関脇北勝力)と間垣親方(33=元前頭土佐豊)が新たに加わった。

30代前半で抜てきされた間垣親方は両国国技館内で会見に応じ「ちょっとビックリしています。本当に? と。1番1番をしっかり見て気を引き締めてやりたい。一生懸命、やっていくだけです」と話した。現役引退から丸3年しかたっていない。「親方になってから時間がたっていないのに(役職が)来ちゃって緊張しっぱなし」と、やや上気しながら語った。

30代前半で起用されたことには「恐れ多い」とし、審判部のイメージは「よく花形と言われる。(現役時代は)かっこいいな、と思っていた」。今後、審判の先輩に助言を求めたりするという。「一門の親方衆から、いろいろ聞いて、しこ名とかもしっかり覚えて」とまだ手探りの状態。そんな中でも「際どい勝負があったら、なるべく手を挙げられるように(物言いをつけられるように)したい」と、注視すべきポイントを挙げていた。