日本相撲協会は1日、大阪市で臨時理事会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の無観客開催を決定した。

<無観客開催による主な対応>

◆NHKの大相撲中継 通常通りに放送。

◆土俵入り 通常通りに行う。

◆場内アナウンス 観客はいないがテレビ中継されることもあり通常通りに行う。

◆物言い 出た場合は、観客はいないがテレビ中継されることもあり場内アナウンスは通常通りに行う。

◆懸賞 相撲協会からの辞退はなく通常通りに受け付ける。キャンセルを申し出る企業や団体には対応する。

◆協会あいさつ 初日や千秋楽に三役以上の力士と理事長が土俵で行う協会あいさつは、無観客のためテレビカメラが向けられている正面だけに向かって頭を下げる。

◆優勝力士への千秋楽での表彰 現時点では優勝旗と天皇賜杯の贈呈のみ。総理大臣杯は政府の意向を聞き、各国からの贈呈品は辞退。表彰式で流れる君が代も、楽団ではなくテープでの対応に。優勝力士のパレードも行わない。

★各部屋への感染予防の対応 東北医科薬科大感染症学の賀来満夫特任教授が作成した感染予防のハンドブックを各部屋に配布。