新入幕の東前頭15枚目の琴勝峰(20=佐渡ケ嶽)が、東前頭11枚目の志摩ノ海(31=木瀬)を下して6勝目を挙げた。

立ち合いからの突き押しでは決めきれなかったが、右四つになって左上手を取って、相手の動きを止めた。上手を切られそうになると自ら離し、体を開きながらの下手投げで転がした。

6日目の今場所初黒星を引きずらずに、1敗をキープ。「今日の一番に集中できた。自分から攻めていけた」と気持ちを切り替えて臨めていた。初黒星を喫した際には師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)から「勉強になったな」と声を掛けられたという。「1日1日学ぶことはある。この後もいろいろ勉強できることはある。そこで何かを感じとれないといけない」と貪欲さを見せた。