大相撲11月場所(8日初日、東京・両国国技館)で三役復帰を果たした小結照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が7日、電話取材に応じた。この日、両国国技館で行われた7月場所優勝時の優勝額贈呈式に参加。内臓疾患や両膝負傷で、一時は序二段まで番付を落としてからの復活優勝を「夢見たことを現実にしたなという感じ」と振り返った。

贈呈式には秋場所優勝の新大関正代と一緒に参加した。新型コロナウイルスが流行するまでは、出稽古で何度も稽古した相手。それだけに「大関になってこっちも燃えるところ。早く追い抜きたい」と刺激を受けた。

三役復帰を果たしたからこそ「ここから3場所が大事。全力で頑張りたい」と、大関昇進目安の「三役で3場所33勝」を意識する。1年納めの場所だが「いい締めといいスタートにしたい」と2桁勝利を目標にした。