日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が8日、報道陣の電話取材に応じ、7日までにPCR検査を受けた行司、床山、呼び出し、若者頭、世話人の裏方と呼ばれる155人の協会員全員が陰性だったことを明らかにした。

同広報部長は「昨日の夜(検査結果が)出まして、おかげさまで全員陰性でした。今までのいろんな状況と流れを見て、みんな自粛してくれているんだと思う」と感謝した。

協会は1月の初場所に続き、春場所(14日初日、東京・両国国技館)でも場所前に全協会員にPCR検査を実施する。力士と親方衆を合わせた約700人は10日までに検査を受ける予定。同広報部長によると、8日に行われた協会執行部による定例会で、体調不良を訴える力士の報告はなかったが「無症状っていうところが一番のネック」と警戒心を緩めなかった。