6場所連続休場中で進退を懸けて土俵に上がった横綱白鵬が、新小結明生を掛け投げで下して白星を挙げた。3月の春場所を途中休場後に右膝を手術し、5月の夏場所は全休。場所前には、弟弟子で平幕の石浦や十両炎鵬らと相撲を取る稽古をして調整してきた。

2場所連続優勝中で綱とりに挑戦する照ノ富士は、先場所敗れた遠藤を寄り切りで下して白星を挙げた。立ち合いから何度もまわしを取られそうになったが抱えながらかわし、差せなくとも前に出て圧力をかけ続けた。土俵際に追い込み、遠藤が体勢を崩したのを見逃さずに左上手を取って寄り切った。

17年九州場所以来に再入幕を果たした宇良は、大奄美を突き落としで破って白星発進。新入幕の一山本も、石浦を破って白星発進した。新小結の若隆景は、終始北勝富士を攻め立てるも、土俵際で逆転の突き落としをくらって黒星発進した。