脳振とうを起こし、不戦敗となった東十両炎鵬(26=宮城野)について、師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)が報道陣の電話取材に応じて現状を説明した。取組後、炎鵬は病院に行ったといい「骨に異常はなかった」と説明。3日目の出場については「朝になってみないと分からない」としながらも「出る予定です。本人もそう言っている。今はあごが腫れている状態」と話した。

炎鵬はこの日の貴源治との一番で、立ち合いから何発もアッパー気味の突っ張りを顔面に受けていた。土俵際でこらえて勢い余った貴源治が土俵を割り、炎鵬も土俵下に落下。軍配は炎鵬に上がるも、物言いがつき協議した結果、同体取り直しとなった。しかし、もうろうとする炎鵬の様子を見た審判員らが再び協議し、脳振とうにより取組が不可能と判断して炎鵬を不戦敗にしていた。