西十両筆頭の若元春(28=荒汐)が9勝目をあげ、来場所の新入幕を確実にした。弟の若隆景と兄弟幕内誕生となる。

「立ち合いはよかった。休まず攻められたと思う」とこの日の相撲を振り返り、2桁勝利に向けても「2桁勝ったことないんで。でもこの調子のよさなら自然にそうなる」と自信を示した。

若隆景と場所中に話すことは「ないですねえ。お互いに自分の相撲でいっぱいいっぱい。アドバイスする余裕なんてない。弟の相撲を研究する時間があれば、自分の相撲を考えた方がいい」と笑顔で話した。