2021年秋場所後に引退した元横綱白鵬の宮城野親方(37)が、最後の横綱土俵入り、断髪式を行う。

午前11時過ぎから始まった引退相撲のオープニングセレモニーでは、歌舞伎役者の市川團十郎が「三番叟(さんばそう)」を披露。演目を披露する前には、司会の元NHKアナウンサー刈屋富士雄氏が「日本の伝統芸能を象徴する演目」と説明。團十郎は西の花道から、鶴が描かれた鮮やかな着物姿で登場した。10分近い演目を終えると、観衆から大きな拍手が起きた。

当初は午前11時からの開始を予定していたが、7分以上遅れて始まった。来場者の着席を待ったためで、刈屋氏が「普段の引退相撲でしたら幕下以下の取組をやっている時間ですが、まずはオープニングセレモニーが、皆さまへのサプライズなので、ぜひご覧いただきたいと思います」などと、繰り返しアナウンスしていた。